札幌も雪がだいぶ無くなってきて暖かくなってきた気配がしたんで、クロスバイクのメンテナンスに行きました。
しかし、札幌はまだまだ寒い。指が千切れそうなくらい寒いです。手袋なしでは乗れません。
早く自転車で疾走させてください!
本日は一人で晩ご飯ということで、家にあるもので適当に済ませようかと思考を巡らせます。
しかも、手のかからない、かつ満足感のあるもの。
ということで、本日の晩ご飯は『ナポリタン』を。普段、ほとんど作らないけどたまにはいいかも。
『ナポリタン』はイタリアに存在しないのは有名な話。
せっかくなのでグーグル先生に色々聞いてみると、日本初の『ナポリタン』は横浜ホテルニューグランドにて 1934 年に生まれたとかなんとか。ちなみに、『ドリア』もホテルニューグランドが発祥だとか。すげぇな、ホテルニューグランド!
で、柔らか食感のスパゲティで生まれ育ったアメリカ軍たちがやってきた戦後の GHQ 占領下の時代に、ケチャップで和えたお馴染みの『ナポリタン』に変貌を遂げたようですな。
「ギブミー チョコレート!ギブミー ナポリタン!」
と言いながら 、当時の子供たちは進駐軍の周りを走り回っていたのかも知れません。
正式?なナポリタンって、茹でたスパゲッティを一晩寝かすんですね。
そうすることで、アルデンテなんてイカシタ食感とはかけ離れた柔らか食感を表現してる。
まぁ、さっと作って食べたいからナポリタンにしたわけで、茹でて一晩置くなんてことはしてません。
久々に作るとなんか懐かしいですね。童心に戻ってしまう食べ物の代表格。
先日使ったトマト缶の残りがあったんで、純粋にケチャップ味のナポリタンとはいかないものの、旨い。
ベーコン、ピーマン、タマネギ、そして粉チーズ。決して上品な味ではないが、この気取らなさがいい。
ナポリタンはれっきとした日本食、味噌汁や肉じゃがと並ぶお袋の味なんだな。
ピーマンとタマネギがそんなに好きじゃないので外で食べたりはしませんが、古びた純喫茶なんかでテーブル代わりのインベーダーゲームか麻雀ゲームのところで食べるナポリタンこそ、正統派ナポリタンな気がしないでもない。
他のものを作らなかったんで 200 g 茹でたんですが、満腹。
ラーメンなら 200 g なんて余裕なのに、ナポリタンだと不思議な満腹感。
昭和の高度経済成長の中、ナポリタンを食べながらガムシャラに働いてくれた人たちのおかげで、食うことに困ることない日本が生まれた、そう思うとナポリタンに感謝してしまう土曜の夜である。
ご馳走様でした。
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