ラーメンが好きだ。子供の頃からラーメンが好きだ。
そんな僕のラーメン好きを構成したのは母親が作るラーメンであろう。
僕の実家では、母親が寸胴で豚骨とタマネギ、にんじんとかを煮込んでスープを作り、ラーメンを食べていた。母に聞くところによると、じいちゃんが作っていたらしい。じいちゃんのスープは豚骨のみをグラグラと煮込むものだったらしい。
大人になってからも、実家に帰ると母がスープを煮込んであり、ラーメンをひたすら食べていたのである。豚骨からの油膜の張ったスープがお袋の味なのである。
2 度ほど自分でもチャレンジしたわけです。が、無水鍋でつくるからか、とにかく野菜の甘みを引き出しまくったスープになり、全くラーメンとあわなかったのだ。
実家でラーメンを作るという話を友達にすると、家で寸胴でスープは煮込まないと口を揃えていうのだ。どこの家庭でも作っているもんだと思っていたけど違うのだと知ったのです。同じように、怪談も日本国民の大半が好きだと思っていたけど違うと知ったのは大人になってからでした。
あと、にんにくの効いた肉味噌とうどんの "じゃじゃ麺" も作ってましたねぇ。全然盛岡と縁はないんですが、これもじいちゃんが作っていた味らしい。子供の頃、にんにくがそんなに好きじゃなかったのですが、今食ったら美味しくいただける気がする。
そんな麺類好きの僕が今回訪れたのは西 28 丁目駅にほど近い町中華『中華はうす みきや』さん。今年に入って 2 回足を運ぶもタイミングが合わず食べ損ねていたお店に初潜入してみるのです。
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外観
赤黒のコンサドーレカラー。
コンサドーレカラーの暖簾をくぐって、いざ店内へ。
店内
黄色と黒の暖簾もあるのね。豊平にあった時のかしら?
『あずみ』から『はじめの一歩』まで取り揃えてあるので、大人から子供まで楽しめる。
全体的に懐かしいラインナップ。
オカモチで出前するんですね。
色褪せたメニューに歴史を感じる。
麦茶を飲みながらメニューを拝見。
メニュー
ご飯ものに麺類に一品料理と町中華の王道。
町中華に来ると "かける系" が気になる。"あんかけ焼きそば & 中華丼ハーフ" はハーフの中華丼がついてくるんじゃなくて、あんの下に麺とご飯があるっていう魅惑のメニュー。
かける系が気になるけど、今回は "にんにくラーメン" をチョイスして、あずみを読みながら待ちます。
実食
にんにくラーメン
きました。
醤油ラーメンに豚肉、もやし、タマネギとにんにくを炒めたのが乗せてあります。
まずはスープを。
あっさりした醤油スープ。初めて食べたのに何回も食ったことあるかのような懐かしい味。そう、それはまるで実家と言っても過言ではないスープなのだ。
ま、母のスープはこんなにスッキリしてないけどね笑。味が似てるわけではないの、雰囲気ね。
西山製麺の中太縮れ麺も道産子にお馴染みですな。
にんにく入りシャキシャキ野菜も良いのだ。気をてらわない、余計なことをしないシンプルな味わい。
しっかりと完飲。完飲はリスペクトの証です。
やはり、町中華は良いのだ。このご時世、なかなか実家にも帰れませんが、懐かしい素朴なラーメンを食って実家に帰ったような気分を味わえました。
ご馳走様でした!!美味しかったです!!
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この辺のお店。
店舗情報
中華はうす・みきや
〒064-0823 北海道札幌市中央区北3条西28丁目1−20
実家に帰った気分になりたい人はこちらもね。