つけ麺とラーメンは別の食べ物だと思っております、個人的に。ルゥカレーとスープカレーが別の食べ物であるように、つけ麺とラーメンは別なのだ。
以前も書いたことがありますが、その昔、スープカレー同様、あまりつけ麺は好きではなかったのです。
「冷たい麺つけたらスープがぬるくなるし、なんだか馴染めないねぇ。」
なんて思っていたのです。
しかし、本当に美味しいものを食べたら、そんな考えは根底から覆されるのだ。
3 年前、らの道 6 を回った際、最後のお店となったのが南平岸にある『らーめん つけ麺 NOFUJI』だった。
夜遅めの時間にお邪魔し、駐車場の有無を尋ねたところ駐車場はない。近くに停めてから向かうと暖簾が降りている・・・。しかし、ダメもとで入ったら 1 人なら大丈夫と言って入れてくれたのです。
そして、らの道のスタンプラリー用紙を見て
「うちで最後ですね!お疲れ様でした!」
と労ってもらったのです。
注文したつけ麺は、僕が抱いていたつけ麺のイメージを覆してくれるには十分すぎるほどの美味しさだったのだ。
食後も少しお話をさせていただき、つけ麺の味とご主人の人柄の良さにまたお邪魔しようと思っていたのです。
その後、何度か足を運んではいたのですが、行列がすごいのです。夜の部もあるのですが、昼の部で売り切れるのが当たり前ってくらいの人気店のため、食べる機会を得られずにいたんですよ。
今年の夏は猛暑だからか、例年に比べてつけ麺が気になる。オリンピックが始まる前にあのつけ麺を食べておこう。そう思い立って南平岸に向かう。多少の行列になっていたとしても最後尾につき、あのつけ麺を食べるのだと決めて向かったのである。ま、オリンピックとつけ麺関係ないけど。
てことで、今回は 3 年振りにあのつけ麺を食べるため、南北線南平岸駅のすぐ裏にある人気店『らーめん つけ麺 NOFUJI』さんに向かうのである。
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外観
南平岸駅から徒歩 1 分もかからない場所に居を構えます。マックスバリューの裏側の通りですな。
ネイビーとホワイトで構成された看板。ラーメンのイラストにシンプルなフォントが好感度高いのです。
いつも行列なのにこの日は外待ち 2 組。10 分ほどでお姉さんから店内へ誘導されます。
あの味を思い出しながら、いざ店内へ。
店内
券売機
券売機がお出迎え。つけ麺だけじゃなくラーメンもありますが、ここはつけ麺でしょう。
可愛いバイクの置物。
こだわりはラミネートにて解説されています。
では、3 年振りの NOFUJI さんも "味玉魚介醤油つけ麺" をネギ抜きでオーダーし、あの日を思いながら静かに待ちます。
実食
味玉魚介醤油つけ麺
きました。
シンプルな丼に麺と味玉、そしてつけダレ。
つけ麺のつけダレらしい色合い。細かい背脂が浮いております。
つけ麺の中では少し細めにも感じる麺。味玉はちょい半熟。
濃ゆいつけダレにたっぷりつけていただきます。
「つけ麺は麺を味わう料理だから、蕎麦みたいにちょちょいとつけて」
なんてことはしない。ジャブジャブつけて喰らう。
豚骨の旨味に背脂の甘味、そして魚介の旨味のトリデンテが開始早々攻め立ててくる。その様は MSN か BBC か。どちらも既に存在しないトリデンテですが、豚骨、背脂、魚介のトリデンテは今も健在だ。
やはり、ここのつけ麺は旨い!
コシの強い麺は噛めば噛むほど香り立つ。そこに薄味の味玉、濃いつけダレにはこのくらいの玉子でちょうど良い。
チャーシューは肉感溢れるガシッとした食感。
最後はスープ割りを。
以前はスープにしめじが入っていましたが、今は入ってないのね。
完飲自粛。
3 年振りでしたが、やはり旨い。このつけ麺の味とご主人の人柄が行列の絶えない名店の証なのである。
僕が食べ終わって外に出ると、いつものように長い列ができていたのです。
ご馳走様でした!!美味しかったです!!
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豊平区のお店。
店舗情報
らーめん つけ麺 NOFUJI
〒062-0933 北海道札幌市豊平区平岸3条13丁目7−12
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