「何かしらのあんかけが食べたい。」
その気持ちを抱えながら数日間を過ごしていた僕です。
あんかけが好きだ。僕のあんかけ好きは中学生の頃に遡る。函館にあった町中華『汪』さんの "掛けチャーハン" が原点である。
行くたびに掛けチャーハンを食べていたのだ。そんな『汪』さんは後継がいないため、惜しまれながらも閉店してしまった。あの味は正真正銘の、まさに "絶メシ" だったのだ。
そんなんことで、あんかけ欲求を満たすため、前回休みだった『千日前』さんへリベンジしに向かったのである。
しかし、今回も休み・・・。シャッターの貼り紙には、大寒波のために水道管が破裂したとしたためられていたのである。こんなところで数十年に一度の大寒波の影響を受けるとは・・・。
お店の前で呆然としたが、腹は減る。あんかけを諦めて近くにある洋食屋に行くか、それとも円山まで戻って町中華に行くか。
決断を迫られているところで、ふと思い出したあのお店。チャリンコで通るたびに気になっていたあのお店に行こう。そのお店は『揚子江』さん。
このお店、ずっと気になっていた理由があるのです。その名の通り、中華屋さんではありますが、『黄金寿し』という寿司屋も一緒に居を構えているのです。
中華屋兼寿司屋というセオリーを無視した組み立てが気になっていながらも、なんとなく踏み出すことができなかったのです。
千日前さんが臨時休業ってのも何かのタイミングってことで、意を決して初潜入してみます。
そいえば、こちらもジモンさんが取材拒否の店で来てたみたいですね。
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外観
中華の看板と寿司屋の看板。暖簾では寿司屋のアピール小さめ。
あんかけで温まるために、いざ店内へ。
店内
寿司屋もあるのでネタケースがあります。
店内は結構混んでる。寿司を摘んでる人、中華を嗜んでる人、宴会的な団体のお客さんもいますな。
キープボトルもたくさん。
にこやかなお母さんに案内され、大きいテーブルに 2 人で掛けます。
メニュー
中華もあれば、
寿司もある。
今回はあんかけ系のもの食うのだ。寿司は外していこう。
しかし、ここは寿司と中華だけではなく、カツ丼にオムライスにカレーなど食堂的なメニューもたくさん。
和洋中なんでもこなすユーティリティープレーヤーですな。
一品料理は千円均一。
これだけ球種が豊富だといろんな組み立てが可能ですな。
待望のあんかけを食すために "肉糸麺" に "広東麺"、あとテーブルに座ってる大抵のお客さんが食べている "炸子鶏 (ヒナ鳥カラアゲ)" をチョイスし、期待に胸膨らませ待ちます。
実食
肉糸麺
きました。
豚肉、もやし、ピーマンに赤ピーマン、たけのこ、しいたけと具沢山。あんかけ感は少なめですが、彩り鮮やかです。
まずはスープを。
見た感じ、結構油は浮いてますが、ベースのスープはあっさりめ。いかにも町中華のラーメンって感じ。こういうのを求めていたのよ、今日は。
軽くあんかけった野菜たちの旨味がスープに移ってますね。寒い夜には、このくらいの町中華感が丁度いい。水戸黄門を彷彿とさせる良い意味で予定調和な旨さ。ハズレのない安心な旨さだ。
麺は加水率高めな中太麺。町中華のラーメンに低加水ストレート細麺は似合わない。これがベストマッチ。
こういう町中華なラーメンって、今どきのラーメンにはない懐かしさを感じますな。
広東麺
家の人が頼んだ広東麺。
豚肉、白菜、キクラゲ、たけのこに人参。あんかけ感多め。さすが広東麺。
白菜の甘味が良いのよね、広東麺って。
炸子鶏
みんな大好き鶏の唐揚げ。
でかい唐揚げが 6 個入り。
これは手羽先。サクサクの衣の中にはジューシーな肉と皮。これでご飯を食いたい。
こっちは手羽元。からしをつけて食うとまた旨い。いつもの唐揚げとは別の顔を見せてくれる。これは来る度に頼みたくなるやつだね。
手羽元は軟骨まで貪ります。軟骨のコリコリ感が好き。
しっかりと完飲。完飲はリスペクトの証です。
唐揚げもでかかったんで満腹、そして満足です。
ここはリピート確定ですな。他のメニューも豊富だから、何度も楽しめる。寿司をつまみながら唐揚げと酢豚を貪るなんて離れ技もやりたいのだ。
ご馳走様でした!!美味しかったです!!
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店舗情報
揚子江
〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西15丁目3
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