土日はいつもパンから始まる僕です。"食パンをいかにして食べるか"、これが土日の朝の命題となるのです。
単純にトーストにするにしても、トーストに何をつけて食べるか、おかずはどうするか、卵をどうやって食べるか、これを決定することから全てが始まる週末。
今週は小粋な感じでフレンチトーストを。フレンチトーストを仕込んでいる時、誰もが思い出すのは 1979 年の名作『クレイマー、クレイマー』でしょう。
ダスティン・ホフマン主演のこの映画、妻との別居にともない息子と二人での生活が始まり、その朝食で作るのがフレンチトースト。
マグカップにパンを突っ込んで "黒焦げのフレンチトースト" を作っていたダスティン・ホフマンが、ラストでは "美味しそうなフレンチトースト" を作っている。息子との関係の深まりや愛情が、フレンチトーストに表現されているわけですな。
このフレンチトーストに憧れて、マグカップにパンを突っ込んだ男達が世の中にあふれ返ったんですよ、絶対、きっと、多分。
少なくとも僕はやりましたね。やりましたよね?今この記事を読んでくれているみなさんも。
そんな僕も今ではボウルに卵と牛乳、砂糖を入れて混ぜたのち、バットでパンを漬け込みます。マグカップではやりませんよ。
てことで、今回もバットで漬け込み、バターをひいたフライパンでこんがり焼き、シロップをかけて食う。
ダスティン・ホフマンのようなフレンチトーストが作れるようになるその日まで、男たちはフレンチトーストを焼き続けるのである。
ご馳走様でした!!
マグカップに突っ込んだことがある方はお願いします。