80 年代後半から 90 年代前半の世にいうバブル期、日本では空前の "イタめしブーム" が起こったのです。
ナウなヤングが肩パットゴリゴリのジャケットを着こなしながら、ピザやらパスタやらをハイテンションで貪ったわけです。カジュアルでワイワイと賑やかに食事ができるところが、バブル期のパリピな日本人にマッチしたんでしょう。ま、子供だったんでよくわかんないけど。ティラミスやらパンナコッタやらが流行ったのがこの頃ですよね。
今、イタめしなんて言葉を使う人はいるか知らんけど、一時的なブームで終わることなく一般的に浸透したのがイタリアンですな。
ちょっとしたブームとしても、ジローラモさんのチョイ悪オヤジだったり、昨年もマリトッツォが一世を風靡しましたし、今年はズコットケーキなるのがきてるみたいですしね。セリエ A にも定期的に日本人選手が在籍してますし、イタリアと日本の関係は続いている。
そんな感じで日本人にもお馴染みなイタリアンですが、家ではちょっとした時しか行かない。何故なら、僕があまりにもラーメン屋さんや中華屋さん好きだからなのだ。
でもね、ちょっとした時には行くってことで、今年も近所のイタリアンを予約します。
今回は札幌の某有名店から独立したという『sacae』さん。某有名店は、僕らも何度かお邪魔している店だって情報と、大通のお店だって情報とあるのですが真偽は知らん。もしかしたら、両方で働いてたのかもしれん。
よく前を通るんで、ずっと気になっていたお店に初潜入します。
スポンサーリンク
外観
西 25 丁目通り、大通と裏参道の間にたたずみます。モノトーンのさりげない看板がかわいいのだ。
では、いざ店内へ。
店内
こじんまりした店内は満席。ご夫婦やらカップルやらで賑わっております。
スライ & ザ・ファミリーストーンやマービン・ゲイが流れる店内、ファンキーでソウルフルなイタリアンなのだ。このセレクトだけでまた来ようと思ってしまう笑。
コース (お酒とデザートは別) もお手頃価格からありますが、家はどこに行ってもアラカルト派です。苦手なものやアレルギーなど確認してくれるのがありがたいですね。
そして、「寒くないですか?」と足元にストーブを持ってきてくれる優しさに感謝。
ちょこちょこと前菜やらなんやら頼んで、弱くなった酒を飲みながらしばし待ちます。
実食
マグロのカルパッチョ
これ絶対旨いやつ。心の中でチョコプラが歌い出すビジュアルですな。
焼きナスのソースが香ばしい。マグロとナスってこんなにも旨いのか。塩加減も絶妙な塩梅ですね。
これからの食事への期待を高める先鋒として素晴らし仕事をしてくれますな。
セリのソテー パルメジャーのかけ
次鋒はなかなか馴染みのない野菜、セリ。
シャッキシャキだしクセもないし旨いのね、セリ。チーズとも相性よしです。
穴子のフリット
サックサクの穴子のフリット。ちょっと酸味のあるこのソースがめっちゃ旨い。
穴子は揚げても煮ても焼いても旨い万能選手。オランダフットボール界の英雄ルート・フリットと一緒だね。フリットなだけに。
ミートソース
ミートソースはひき肉じゃないホロホロ肉のやつ。上等なやつです。
ここにきてしっかり味のソース。モチモチのパスタに肉の旨味たっぷりのソースが抜群に合う。
鴨肉 (ムネ)
満を持して大将が登場。素晴らし焼き色。
旨いです。言葉はいらない旨さです。
自家製フォカッチャ
お隣りの席な方が絶賛していたのが聞こえてしまい、頼んだんでみました。
確かに、絶賛したくなる美味しさのフォカッチャ。しっとりしていて無限に食えるやつ。
全て旨い。まさに死角なしな料理でした。お店の雰囲気も素敵だし、気遣いも素晴らしいのでリピ確実なお店でした。
ご馳走様でした!!美味しかったです!!
では、またのお越しをお待ちしております。
スポンサーリンク
この辺りのお店。
店舗情報
サカエ(sacae)
〒060-0061 北海道札幌市中央区南1条西25丁目2−1
お気に召したらこちらもお願いします。