中華街といえば横浜や神戸。そして、長崎も江戸時代には中華屋があったとかなかったとか。
ラーメンに関しては、かの水戸黄門が初めて食べたとされいるのが 1697 年ですが、一般的には広まらず。そして、1884 年に函館の『養和軒』の南京そばが新聞広告に掲載されて一般的に認知されたとか。
南京そばが明治中頃に支那そばとなり、第二次世界大戦後に中華そばになったのである。そして、1958 年にチキンラーメンの登場により、ラーメンという呼称が一般化したそうな。
ちなみに、戦後に中華そばに変わった理由としては、支那って呼び方が差別用語に当たるってことなんですな。シナチクがメンマに変わったのもこれが由来ですよ、奥さん。
出世魚のように時代時代で名前を変えて現在まで伝わるラーメンは、国民食の地位を築いているのだ。
でもね、あっさりした醤油ラーメンとかが中華そばって感じするのよね。札幌のコテコテ味噌ラーメンとかは中華そばってイメージと異なるのよ。あれはラーメンよね。なんとなくね。生まれた時代がラーメン時代ですからね。
そんな時代の流れによって、支那そばって呼ばれることは少なくなったわけですが、最近、近所にオープンしたのが『支那そば 鋳 (ちう)』さん。平岡の名店『RS 改』さんの創業者が手掛けるセカンドブランドとのお話です。
はぐれメタルラーメンを食べた帰りがたまたまオープンの日だったために、数名の列ができていました。そのまま列に並びたいところでしたが、胃袋のキャパを考えると難しい。なので、別日に改めて潜入したのである。
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外観
円山公園駅から徒歩数分、マンションの 1 階に居を構えます。
昼が支那そば、夜が鮨なんです。ちなみに、鮨屋も某名店の系列です。
オープンしてすぐだったんで、花がたくさんですね。
では、美しい麺線を求めて、いざ店内へ。
店内
カウンターのみの店内は満席。夜は鮨屋さんなんで木の落ち着いた内装ですな。
お店の奥には製麺機もあります。自家製麺ですね。
メニュー
メニューは
- 地鶏光麺醤油
- 地鶏光麺艶塩
の 2 本立てに味玉やチャーシューなどのトッピング各種。
シンプルなメニュー構成のため迷うこともなく "地鶏光麺艶塩" をネギ抜き、味玉トッピングでオーダーし、しばし待ちます。と、思いきや、先に食券を渡しているので席に着くとすぐ到着です。
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実食
地鶏光麺艶塩
きました。
豚、鶏、メンマに味玉というシンプルな面構え。そして、澄んだスープに美しい麺線。
まずはスープを。
鶏を 3 種類使っているとのことですが、細かいことはわかりませんが、鶏の旨味が凝縮されたスープは旨すぎる。君が好きだと叫びたい。
まろやかで角のない優しい塩味に心が洗われるよう。
麺はもっちり感のある角麺。食感も香りも良いですなぁ。
2 種類の豚に鶏。鶏の歯応えが半端ないんですよ。よく鍛えられた筋肉を喰らっている感じですわ。
味玉は甘みを抑えたキリッとした凛々しい味付けです。マルっと 1 個に見せかけて、半分に切ってくれているのも助かります。
味変のすだちがいい仕事します。爽やかになりますな。
完食。旨すぎて危なく完飲してしまうところでした。
小洒落た系ラーメンですが、麺が多いのかデフォでも満腹感が高め。家の人は醤油を頼みましたが食べきれなくて、それも食べたから結構やばかった。
近所に素晴らしい名店ができてしまいましたね。旨い鶏出汁のラーメンが食べたい時はここですな。
ご馳走様でした!!美味しかったです!!
では、みなさん、またのお越しをお待ちしております。
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この辺りのお店。
店舗情報
支那そば 鋳
〒064-0821 北海道札幌市中央区北1条西27丁目2−13
支那そば好きはこちらもね。