とんかつ、それは和食のような洋食なようなポジションどりをしている食べ物だ。
カツレツだと洋食屋って感じだし、とんかつだと和食に近い雰囲気に変わるのよね。
『玉藤』さんみたいなチェーン系のとんかつ屋さんだと、ご飯、味噌汁、キャベツのおかわり自由ってのが定番ですな。大学生の頃、札駅の地下の『玉藤』さんに行った際、キャベツをおかわりしまくって 3 人でドレッシング 1 本使い切ってしまったのも良い思い出です。
同じように肉を揚げてる料理として唐揚げもあるけど、とんかつの方がご馳走感っていうか、ちょっとした高級感を感じる気がするのだ。
そんなちょっとしたご馳走感のあるとんかつ屋さんで、ずっと気になっているお店がある。
行こう行こうって言いながら、営業時間との兼ね合いもあり未訪問だった『とんかつ横山』さん。最近、地下鉄の中吊り広告でも出てますね。コロナに負けない的な広告で。去年は、新型コロナの流行により長期間お休みしていましたな。
家の人がそこまで揚げ物好きなわけじゃないってこともあり、とんかつ屋さんってしばらく行ってない。てことで、せっかくだから行ってみることにします。最近、行きたいねなんて言ってる間に閉店しちゃったお店もあるんでね。だから、食べれる時に食べないと。
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外観
手書きっぽいフォント。この感じが良いのよね。
ここも良い。良い味出てるメニュー。
フォントに期待値上げながら、いざ店内へ。
店内
カウンターと小上がりの小さめな店内。ラストオーダー間近のため、先客なし。
歴史を感じるエアコンに時計。時計は動いてません。エアコンは動くのだろうか。
メニュー
肉から魚まで揃っていますね。定食から丼まで良いところを網羅。
A 定食、かなり豪華で気になるけどボリュームがすごそうね。
A 定食も気になりすぎるけど、食べきれない可能性も考慮して "ミックスフライ定食" をオーダーし、温かいお茶を啜りながら待ちます。
実食
ミックスフライ定食
きました。
とんかつにエビフライ、山盛りの千切りキャベツにご飯、味噌汁、漬物。まさに王道。
結構なボリューム感だな。
パン粉も自家製生パン粉なんで、見るからにサクサクなのだ。
とんかつと言えばソースが定石。 しかしここは違うのだ。
このカップに入っているコーヒーのような液体。これが横山さんの売りである自家製ニンニク醤油。
お母さんが
「うち来たの初めてじゃないでしょ?ニンニク醤油の使い方教えてあげてね!」
って僕に言いますが、実は始めてなの。
「前にも来てたと思ったけど、違ったんだね。」
このセリフを言われるのは、円山のお店で二度目、ススキノのジンギスカン屋でも一度ある。僕に似た人が札幌にいるようだ。汎用性のある量産型の顔ではないんですがね。
このニンニク醤油、お母さん曰く、とんかつはもちろん、キャベツにもマヨネーズと混ぜて食べると旨いとのこと。
早速、とんかつにニンニク醤油をかけていただきます。
う、旨い!しょっぱ過ぎない醤油にニンニクの香りがとんかつにバッチリ合う。ドンピシャの組み合わせ。
ソースよりもさっぱりいただける。ソースと違いサラッとした液体だから、とんかつのサクサク感も一層引き立ててるのだ。そして、ニンニクの香りを纏うことでご飯との相性も倍増してくるぞ。最高だよ、ニンニク醤油!
エビフライもニンニク醤油で。これも旨い。サクサクの衣とエビのプリプリ食感。こういう真っ直ぐなエビフライって家で作れないよね。これを味わえるのがとんかつ屋とか洋食屋の醍醐味だ。
キャベツにもいきます。ニンニク醤油のおかげでキャベツの千切りがご飯のおかずになる。
忘れちゃいけないのが、このお揚げさん、水菜、カボチャの味噌汁。出汁が効いててめっちゃ旨い!あくまでも、とんかつやエビフライの脇役ですが、手を抜いてないところが嬉しい。
しっかりと完食。完食はリスペクトの証。
家の人が食べきれないご飯も食べたので腹パンパンだ。
「綺麗に完食してくれたね!」
お母さんのこの言葉も嬉しい。
お父さんもお母さんも年配だし、後継っぽい人の姿も見えなかった。絶メシの匂いがプンプンだ。このお店、ちょいちょいお邪魔して丼や A 定食も食べなきゃだな。
ご馳走様でした!!美味しかったです!!
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他の絶メシ感溢れるお店。
店舗情報
とんかつ横山
〒064-0822 北海道札幌市中央区北2条西25丁目1−6
絶メシ好きはこちらもね。