前回の東京オリンピックは 1964 年。高度経済成長真っ只中な昭和 39 年、巨人・大鵬・卵焼きな小学生たちが走り回っていた時期。そして、シンザンが史上 2 頭目のクラシック三冠馬にもなった年。石ノ森章太郎先生の『サイボーグ009』が連載開始したり、マイルス・デイヴィスが来日したりとファンタスティックな年ですな。
そこから 60 年弱の時を超え行われたオリンピックを堪能していた今年の夏、昭和と令和が混ざり合う通りにあるラーメン屋さんに向かったのである。
そのラーメン屋さんは『麺屋 169』さん。2017 年にビブグルマン掲載されている有名店ですな。
この有名店がある南 16 条西 9 丁目はやけに昭和が色濃く残る通りですよね。2021 年とは思えない風景と美味しい中華そばに出会える不思議な通りは、オリンピック開催期間中に訪れるにはうってつけな気がしたのですよ。
てことで、『麺屋 169』さんに向かうとします。
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外観
青い庇に白い丼のロゴマーク。クセが強い 169 のフォント。
向かい側には令和と思えない景色。
赤い庇の『福来軒』は "きたなシュラン" に選出されたお店ですね。ビブグルマンときたなシュランが向かい合う通り。『福来軒』さんは、数年前に惜しまれつつお店を畳みましたね。
昭和 30〜40 年代っぽい雰囲気が残っています。
昭和の風情を感じつつ、いざ店内へ。
店内
メニュー
体に優しい無化調の中華そばなのだ。
ビブグルマン掲載店ですよ、奥さん。
てことで、看板メニューの "芳醇醤油そば" をオーダーし、昭和に思いを馳せながら待ちます。
実食
芳醇醤油そば
きました。
豚と鴨チャーシュー、味玉、穂先メンマ、あさり、海苔、そして黒トリュフ。この豪華オールスターな共演で 900 円はお値打ちですよ、奥さん。
まずは、スープを。
鶏、煮干し、貝のトリオ編成のスープ。そして、無化調。
このトリオが奏でる澄み切ったスープは、滋味深い優しいスープ。これは旨い!
麺は低加水パツパツストレート麺。一番好きなタイプの麺ね。
鴨の上には黒トリュフ。洒落たもん乗ってますなぁ。
途中から徐々に黒トリュフを溶かして、味にアクセントを付けていきます。香りが変わっていくことを楽しむのですな。
穂先メンマ、好き。
黄身が半熟な味玉も旨い。
瞬く間に完食。
ビブグルマンの実力、さすがです。
中華そばが美味しいだけではなく、領収書の日付を間違えたりお釣り忘れたりと愛嬌のある看板娘も可愛らしかったのです。
煮干しそばも気になるので、また行かないとな名店でした。
ご馳走様でした!!美味しかったです!!
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魚介出汁が美味しいお店
店舗情報
麺屋 169
〒064-0916 北海道札幌市中央区南16条西9丁目1−1 松名ビル1F
中華そば好きはこちらもね。