チャーハンが好きだ。チャーハンってご飯作るのめんどくさい時の "やっつけ" みたいな位置付けにしてる人をいらっしゃいますが、違うのだ。
中華鍋の中で具材とご飯がパラパラと踊るチャーハン。"炎の芸術" と呼ばれるチャーハンは偉大なのだ。
チャーハンが日本に伝わったのは 7〜9 世紀ごろ。遣唐使が大陸で一口食したところ感動して日本に持ち帰ったんですよ。平安時代の貴族たちは、お歯黒しながらチャーハンを食い、和歌を詠んでいたんでしょうよ。紫式部もチャーハンを食べながら『源氏物語』を書いていた可能性は高いのである。
日本のチャーハンといえばご飯を炒めますが、中国ではスープで炊いたご飯を油で炒める手法。その手法がシルクロードを渡って西へ西へと進路を取り、フランスで "ピラフ" となり、スペインでは "パエリア" になったっていうんだから、いかに偉大かがわかってもらえるはず。冷やご飯があるからって、やっつけで作るポジションの飯ではないのだ。
てことで、チャーハンが食いたい僕は近所の町中華に向かうのです。今回お邪魔するのは円山町中華スポットにある『広東厨房 結杏』さんです。
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外観
大通り沿いのフードセンターの向かい側。横には横浜生まれの高級食パン屋さん。
日祝は特別なランチもやってるのね。
階段を登って 2 階へ。
階段のところには写真付きメニューが。やはり、黒炒飯が気になるな。
雪を落としてねって貼り紙が貼ってます。冬の北海道って、靴についた雪が溶けて異常に滑るのよね。危険極まりない。
ビシッと雪を落として、いざ店内へ。
店内
カウンターとテーブル席。テーブル席にはファミリーなお客さん。
おひとり様なんでカウンターへ。
今回は黒炒飯に決め打ちで来ただけど、念の為メニューも拝見。
メニュー
セットメニューもあるのね。エビチリなんかも気になるけどね。
階段と同じメニュー。黒炒飯にする気持ちで来たけど、ちょっと揺れる。
汁なし担々麺や麻婆麺も気になるけど、初志貫徹で黒炒飯をチョイスし、お淑やかに待ちます。
実食
黒炒飯
きました。
良い感じで黒い。松崎しげるのように黒光したチャーハン。確か、黒炒飯を食べるのは生まれて初めて。
ワカメスープに大根の醤油漬けもついてきます。
しっとり系の黒炒飯、独特の濃厚さと併せてほんのりと甘みも感じるね。チャーシューにエビも入って旨い。
この大根の醤油漬け、箸休めな脇役だけど山椒が効いててすこぶる旨い。漬物はあんまり好きではないけど、これはめっちゃ好き。こういうところにも実力者であることがわかる。
キレイに完食。
今回はランチでしたが、夜はちょっとお高級なコースとかもあるようです。守備範囲の広いお店ですな。
ご馳走様でした!!美味しかったです!!
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近所のお店はこちら。
店舗情報
円山/中華 広東厨房 結杏 ~yuan~
〒064-0820 北海道札幌市中央区大通西24丁目1−130 第5長寿庵ビル 2F
町中華好きはこちもね。