"おひとり様" を堪能出来るようになると大人な気がする。
ひとりラーメン、ひとり純喫茶、ひとり牛丼なんかは初心者向けで敷居が低い感じ。序の口レベル。
ひとりファミレスになってくると、ちょっとレベルが上がってくる。ファミリーや友達同士の中でハンバーグを黙々と食べるのは中々のものです。
さらに、ひとり居酒屋なんかになると中級者クラスと言えよう。立ち飲み屋なんかで、大将とか常連さんなんかと楽しく喋りながら盃を交わすなんてのは、ちょっとした猛者なのだ。
さらにワンランク上の大人になると、ひとり焼肉やひとり寿司。
「ひとり焼肉が出来るかどうかが大人かどうか。」
そんなことを "ふらっと qusumi" で久住さんが言っていた。確かに、ひとり焼肉は漢のなせる技である。ひとりだと胃袋のキャパの問題で色んな肉食えないし、焼く、食う、焼く、食うの忙しさもある。それを寡黙にこなせるのは大人の証である。
ひとり寿司でカウンターなんてのも最高の大人だ。刺身で一杯やりながら、その後握りを食べる。北方謙三あたりがやるやつだ。そして、帰りは暖簾でちょろっと指を拭く。昭和のスター的な粋がそこにある。
しかしながら、ひとり回転寿司になるとちょっとハードルは低いと聞く。複数人で行くと並ぶけど、ひとりだとすぐにカウンターに座れるし、意外とおひとり様が多いらしい。
僕も、ひとり焼肉 (ジンギスカン) は帯広に住んでる時にクリアし、ひとり飲みの壁も数年前に突破している。まだ登れてない階段はひとり寿司だ。
家の人がおじいちゃん家に遊びに行ってた先週の土曜、意を決してひとり回転寿司にチャレンジしたのである。今回のターゲットは『回転寿し トリトン』さん。初めての "おひトリトン" にチャレンジである。
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外観
21 時近いので暗い。それとも、この看板はいつも暗かったかしら?
みつを的なフォントの壁。新鮮だもの。
この白い暖簾をくぐることで、一つ階段を登れるのだ。
緊張を隠しながら、いざ店内へ。
店内
時間も時間なんで並んでる人な無し。さらにカウンターは空いている。
2 席ずつアクリル板で仕切られてますが、おひとり様なんでアクリル板を移動されます。おひとり様スペースは結構狭い。
コロナの関係でレーンには寿司は流れていないので、タッチパネルで注文。
でも、流れていても取らないけどね。みんな直接注文してるんだから、回さなくていんじゃなかろうか?食品ロスも防げるし。
実食
一手目は真鯛と炙りサーモン。ここは定石通りに攻めます。サーモンから攻めるのは北海道民の基本。
北海道の回転寿司ではサーモンの類にハズレなし。ネギを払っていただく。炙ることでサーモンの旨味は 3 倍だ。塩でいただくってところも良いよね。
カレイのエンガワ。ここも基本に忠実に。
穴子、外せない。甘いタレが好き。
ここまで一回の注文で頼んでます。なので、お茶とガリと醤油の皿も合わせると狭いおひとり様スペースはすぐに満員御礼。スペースを頭に入れながら注文していくのもおひとり様には必要なのだと知る。俯瞰で見る鳥の目が必要なのだ。
おふたり様の時でもそうですが、ついつい食べたいものをいっぺんに頼んでしまうから、すぐに満腹になるんだな。
活〆ブリトロ。黄金色に輝く皿は、旨いの印だ。今が旬のブリは掛け値無しに旨い。とろけるよ、ブリトロ。MVP 候補だな。
ヤリイカ山わさび。このツーンとくる山わさびと柔らかいイカのコンビネーションはいくらでも食える気がする。
ここで王道の生サーモン。間違いない、サーモンは間違いない。
王道 2 連チャンで中トロ。寿司の王様ですな。文句なんて一つもないよ、旨いよ。
王道からの邪道。炙りエビチーズマヨ。普段は頼まないけど、おひとり様はチャレンジングなものも食える。エビ、チーズ、マヨを炙るんだから旨いに決まってる。
〆はブリで。ブリトロほどトロける感じはないが、〆に持ってくるにはこのくらいの脂のノリがちょうど良いのよ。
10 皿完食。入店からここまで 20 分強。これがおひトリトン。横の席に座ったおひトリトンの男性は、僕の後に来て先に帰って行きました。ラーメン屋のようなスピード感。
サッと食ってサッと帰る。これぞおひとり様の基本。おひトリトンは結構良いなと感じた週末の夜でした。
ご馳走様でした!!美味しかったです!!
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寿司の類。
店舗情報
回転寿し トリトン円山店
〒064-0824 北海道札幌市中央区北4条西23丁目2−17
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