"大福界の女王" として君臨するいちご大福の歴史は意外と浅い。
誕生は 1985 年ということだから御年 36 歳という若輩者である。大福自体は江戸時代中期からということを考えると、ホントに年若な存在なのだ。
バブル期に誕生した若輩者のいちご大福は数あるフルーツ大福の中でも、漆黒のあんの中に鎮座する赤い彗星というビジュアルから、絶大な人気を誇っているわけです。まぁ、みかん大福とかキウイ大福とかもあるけど、やはりビジュアル的に劣りますよね。なんだかんだで、ゆるふわスイーツ女子の心掴むのはいつの時代も甘酸っぱいイチゴなのだ。
そんないちご大福で朝の 5 時から行列を作るお店といえば『かど丸餅店』さん。朝 6 時に開店し、8 時頃にはいちご大福は売り切れてしまうくらいの人気。
誰もが憧れるかど丸さんのいちご大福。しかし、食べるには異常な早起きという高いハードルを超えなければならないのだ。
しかも、2 月から GW までの時期を過ぎると、イチゴ入りのいちご大福は食べられなくなるのだ。GW を過ぎてしまうとイチゴ果汁を練り込んだ餅とこしあんのいちご大福になってしまうのです。まさに今しかチャンスはない。
朝弱人間である僕は、3 年口にしていないかど丸さんのいちご大福。しかし、今年は意を決して買いに行くことにしたのである。やっぱ、札幌 B 級グルメ食べ歩きブログを書いている身としては、避けては通れないような気がするのだ。
てことで、先日、23 時に就寝し翌朝 4:30 に起きて、いちご大福のために『かど丸餅店』さんに向かったのである。
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外観
北光線沿いに居を構えます。以前はもう少し南にあって古い店舗だったんですが、移転して駐車場もできました。
開店前の 5:45 頃到着です。平日だからか新型コロナの影響か、先客は 5 人。全然余裕だ。
GW も営業してますね。いちご大福は GW までですからねぇ。
開店。
先客が出るの待ちわび、いざ店内へ。
店内
こしあんの白い大福、豆大福なんかの定番の他にも、"コーヒー大福" なんて変わり種も持っている。しかも、全品安い。
豆大福はつぶあん。相変わらず安い。
いました。"大福界の女王" と呼ばれる "いちご大福" さんです。
『かど丸』さんに来たら狙い球は決まっている。そう、かの有名な "いちご大福" のみ買って帰宅します。
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実食
いちご大福
2 人ですが 6 個購入。
パックを開けた途端にイチゴの香りがやってくる。
イチゴ果汁を練り込んでるので、餅も赤いのです。
大きなイチゴにこしあん。
約 4.5cm ですな。
かど丸さんのいちご大福、とにかく餅が柔らかい。
そして、甘酸っぱくジューシーなイチゴ、こしあんの優しい甘さ。イチゴの香りが爽やかだなぁ。口の中が春で溢れている。
う、旨いぞ!!
イチゴ、こしあん、餅の 3 人が熟練のトリオのようにグルーヴを作り出してくる。口入れたら、後はグルーヴに身を委ねるだけなのだ。
朝 4:30 に起きた甲斐がありました。ホント、早起きする価値のあるいちご大福なのです。
3 年振りに食べて良かった。
ちな、GW を過ぎるとイチゴが入っていないイチゴ果汁を練り込んだ餅とこしあんのみの苺大福になるのでご注意を。
ご馳走様でした!!美味しかったです!!
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他の和菓子の生地。
店舗情報
かど丸餅店
〒065-0023 北海道札幌市東区北23条東7丁目2−23
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