絶滅しそうな絶品メシ、それが絶メシ。
元々はこの高崎市の絶メシリストが発祥ですよね?
そして、昨年、『絶メシロード』がテレビ東京系で放送していましたね。『カメラを止めるな』で監督役を演じていた濱津隆之さんが主演でした。今年の正月にも元旦スペシャルが放送されていました。
なんとなく、ちょっとボロい店は旨いみたいなところありますよね?長い年月潰れずに生き残っているんだから旨いはず!みたいな気持ちになるもんですよ。
なんというか、主演を張るような派手さはないけど長年名脇役として地味な活躍をしてきた俳優みたいな、クリーンナップを任されることはないけど守備のスペシャリストとして職人的な活躍してますみたいな渋さを感じる店に惹かれるのです。
行列はできないけれど確実に旨い飯が食えるんですよねぇ、そういう店。
札幌にも絶メシと言えるお店がたくさんあるわけです。小洒落た店構えでもなければ、映えるような素敵な盛り付けをするわけでもない。
職人気質なおやじさんやおかあさんが黙々と作る感じの優しい味。そんなメシが食べたくなる日があるのだ。
今年に入って 3 回足を運ぶも、臨時休業や時短要請に伴う休業で振られ続けたあのお店に行きたいとなったわけです。
そのお店は医大の前にある『中華料理 千日前』さん。町中華らしい面構えで、旨くてお安い料理が堪能できるのだ。
緊急事態宣言中は休業していましたが、マンボウになってからは今まで通り営業していることも確認済み。
暑い日ではありますが、満を持して絶メシな中華を食べに行くことしたのである。
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外観
何度見ても味しかない庇と暖簾。
歴戦の猛者しか出すことの出来ない風格が漂っていますねぇ。
夕方の暑い日差しを避けるように、いざ店内へ。
店内
一切気取ってない店内。パイプ椅子と言えば、プロレスの場外乱闘ですな。
エアコンにより、涼しいと言うよりも寒いかなって席に座ってメニューを拝見。
メニュー
麺類に定食、ご飯もの。
この球種の多さがラーメン屋とは違うところよね。
セットと一品料理、スープもご用意してます。
町中華で食べたいランキング上位といえば、あんかけ系とチャーハン。その 2 つを同時に味わえるのが "フリーメンセット" だ。
フリーメンセット、都市伝説好きにはフリーメイソンに見えてしまう。メニューの向こうに陰謀論が見え隠れするのも、絶メシ町中華の魅力と言えるのだろう。
もしかすると、フリーメンセットを食べてるか食べていないかで、人類選別は始まっているのかも知れない・・・。
てことで、"フリーメンセット" をオーダーし、アセンションについて考えながら待ちます。
実食
フリーメンセット
きました。
具沢山のあんが掛かった広東メンと、チャーシュー、卵、ネギのシンプルなチャーハン。
これこそ町中華の王道、ストロングスタイルなセットですな。
まずはスープを。
見た目こんなに脂ギッシュですが、全然しつこくないのです。そこはかとない甘みが旨い。
きっと、おじちゃんとおばちゃんの優しさが、この脂を無かったことにしてくれているのかも知れない。
広東メンの具は、豚肉、エビ、イカ、白菜、ほうれん草、にんじん、タマネギ、キクラゲ。五目ならぬ八目のあんが嬉しい。
豚肉は薄切りじゃなくて、塊をカットした感じの厚切りのヤツ。
こういうのがグッとくるポイントなのよ。
麺はいかにも町中華な縮れ麺。このくらいが丁度いい。
チャーハンはしっとりタイプ。半チャーハンですが、そこそこのボリューム。
食べてみると、見た目にはわからなかったが中にエビも潜んでいるというサプライズ演出!
しかも、結構ガッツリ入っている。
まさか、チャーシューエビチャーハンだっとは。やられたよ、おやっさん。
おじちゃんは、"こんなサプライズ演出でおばちゃんのハートを射止めたのだろう" なんて空想が膨らむのも町中華のいいところ。
黄色のたくわん。これが丁度いい。
完食。腹はパンパンですわ。
やはり、千日前は絶滅しそうな絶品メシと言っても過言ではないのだ。
できるだけ長い間この味を楽しみたいので、ご主人には元気でいてもらいたいと思うのである。
ご馳走様でした!!美味しかったです!!
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絶メシ感溢れるお店はこちら。
店舗情報
中華料理 千日前
〒060-0061 北海道札幌市中央区南1条西16−1 スピードクリーニング白洗舎
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