ザンギ、北海道ではメジャーな食べ物である。一応、唐揚げとは違うらしい。下味をつけるつけないに関わらず、小麦粉や片栗粉を付けて揚げるのが唐揚げ、素材に醤油などで下味をしっかりつけて揚げるのがザンギらしい。
1960 年頃に釧路で生まれたというザンギ。名前の由来は "炸鶏 (ザーヂー)" に験担ぎのための運 (ん) を付けてザー・ンー・ヂー、で最終的にザンギらしい。ザンヂではないのだ。ザギンなら 80 年代の業界用語みたいになるからザンギでよかったですよね。
昔、釧路でザンタレ食べましたわ。南蛮亭?だったかな。すごい量ですよね、あそこ。ラーメン食って、ケーキ食ってのザンタレだったから、完全にフードファイターですわ。
しかしね、北海道ではどこでもザンギで伝わるもんなのか?家の実家では、ザンギという呼び方をしていなかった。普通に唐揚げって呼んでいたため、ザンギって言われた時に何かわからなかったもんである。 家でザンギと呼ばなかったのは、道南だからだろうか?
そんな僕も今ではザンギを理解しているつもりだ。相変わらず、普通にザンギとは言わないで唐揚げって言ってるけど、ザンギってなんじゃ!?なんて思わないのだ。
で、札幌でザンギと言えば『中華料理 布袋』さん。電車通りの本店やアカテラ店、『弁財天』や『福禄寿』などの系列店もある札幌町中華の巨星である。
行こっかな?って思って前を通るといっつも混んでて入れないんですが、GW の最終日のランチでチャレンジしたのである。
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外観
電車通り沿いに居を構える巨星。黄色い庇は旨いの印。所々見かけるサビ付きに歴史が感じられますな。
なかなか混んでいて入れない布袋さんですが、先客が出てきたタイミングを見計らい、店内へ。
店内
店内は満席。そして、ひっきりなしにテイクアウトのお客さんも訪れます。
布袋さんぐらいの巨星ともなると、コロナ禍なんて意に返さずって感じなのですかね。影響がないことはないだろうけどね。時短だし。
誰かわかんないサイン。20 年 9 月 18 日ってのだけ読めるね。
頼むものはほぼほぼ決まってますが、メニューも拝見しましょう。
メニュー
麺類も豊富。
看板メニューの一つである "マーボー麺" が先頭を切ってます。 "あんかけ焼きそば" も気になるところよね。
ご飯もの。こちらの看板メニューはやはり "ザンギ定食" ですよね。
やっぱ布袋さんにきたら "ザンギ定食 B" を選択しておけば間違いない。ザンギに麻婆豆腐もついてくるからツートップをどちらも味わえる。
サクッと頼んで、しばし待ちます。
実食
ザンギ定食 B
きました。
久しぶりに布袋さんのザンギですが、相変わらずデカい。小柄女子の拳くらいのサイズがあるんじゃないだろうか。
写真撮影用に前後逆にしていたものを通常のポジションに変更。
ザンギ 4 つに麻婆豆腐、ご飯と味噌汁にサラダにお新香。完璧なセットだ。
ザンギはそのままでも旨いけど、タレを付けていただきます。
サクサクっとした衣の奥からジューシーな肉汁が溢れ出す。これぞ鶏の唐揚げ、いや、これぞ布袋のザンギ!
やはり布袋のザンギは旨い。非の打ち所がないザンギじゃないか。
麻婆豆腐は辛さ控えめですな。辛さ控えめかつシビレないところがお子様から楽しめる町中華の麻婆豆腐スタイル。
麻婆豆腐はこうでしょ?セルフ麻婆丼作るでしょ?
ザンギと麻婆豆腐で白飯軍は明らかに劣勢。おかわりという援軍を頼みたくなるところ。援軍要請をしたら、このおかず軍とも互角に戦っていける。
しかしながら、"ダイエッター食べ歩きスト" としては、おかわりしないのだ。筋肉のために食べ過ぎ注意なのだよ。"赤壁の戦い" で戦力差をもろともせずに勝利した孔明 & 周瑜のような采配が求められるのだ。
東南の風を吹かせることで勝利した孔明 & 周瑜の如く、ご飯の劣勢を乗り越えて、無事に完食。ご飯をおかわりしなくても満腹なので、おかわりしたら、それはそれで厳しい戦いになるのだ。
ザンギと言えば布袋、その名に違わぬ旨さを堪能したのである。ザンギと麻婆豆腐、マーボー麺しか食ったことないから、別のメニューも食ってみないとですな。
ご馳走様でした!!美味しかったです!!
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他の町中華はこちら。
店舗情報
中国料理 布袋 本店
〒060-0061 北海道札幌市中央区南1条西9丁目1−3
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