「記憶にございません」
その昔、ロッキード事件の証人喚問で小佐野賢治氏が繰り返した答弁である。それ以降、逃げ口上の常套句として国会で使用されるようになった言葉である。先日の総務省接待問題でも使用されていました。そんなことで、三谷幸喜さんの映画のタイトルにもなった名文句なのである。
政治家の逃げ口上とは関係ありませんが、記憶がない、確かにそんなことは存在する。
「鍵掛けたっけ?」とか「ガスの元栓閉めたっけ?」みたいに、いつもの流れで行ったことは特に記憶に残っていないこともある。
ルーティーン的な動作っていうのは、意識的に行っているのではなく、体の中に染み付いた動きで行っているからね。体に染みつくほど繰り返すことで勝手に体が反応する。スポーツでもよく聞きますな。
誰しもが日常生活の中で起こり得る「記憶にございません」という事象。つい先日、近所にあるスパイスラーメンの名店『寅乃虎』さんで 1 人晩飯を食べることにした際に、僕の身にも起こったのである。
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外観
ギンギラギンにさりげない外観。このあたりに数軒この外観の家があるのです。
初めて夜に訪れたんですが、いつも通りにいざ店内へ。
店内
混んでるため撮影は自粛。
券売機でいつもの "一ノ寅" と併せて、夜は有料の "ライス" を購入。
一ノ寅はスパイスラーメン。スープカレーとラーメンの融合したラーメンには白いご飯が合う。なので、一ノ寅を食べる時はライスを外すことはできないのだ。
食券を渡して、ネギ抜きでお願いすると
「今日ライス切れちゃったんだよねぇ。ごめんねぇ」
と 100 円返してくれた。
「ライス無いなら白醤油か、食べたことない塩にすれば良かったなぁ」
と心の中で思っていたが、なんとなく口には出さないでラーメンが来るのを待っていた。僕の記憶の中では、この思いを口に出していないはずである。
実食
塩らーめん?
きました。
炙りチャーシュー、メンマ、ゆで卵にキクラゲ。そして、白胡麻の入ったスパイスではないスープ。そう、見るからに一ノ寅ではない。
「あれ?一ノ寅を買ってなかったかな?これなんだ?ライス無いなら別のに変えてくれますかって言ったっけ?」
数分前の記憶を辿るも全然思い出せない。券売機のポジションとしては、左上が一ノ寅、その下が白醤油、白醤油の 2 つ右に塩。
一ノ寅ではないし、なんとなく白醤油でもない気がする。塩は食べたことないのでわからないが、"塩らーめん" だろう。とりあえず、食う。
まずはスープ。
以前食べたことがある白醤油とは味が違う気がする。コクのある豚骨ベースであろうスープは臭みもなく旨い。
森住製麺さんの中太縮れ麺。一ノ寅じゃなくてもいい感じにスープと絡む。
半熟卵。味玉ではないのでスープに浸して食う。
この炙りチャーシューが旨いのだ。これもご飯に乗っけて食べたくなるやつなんだよね。
完飲。完飲はリスペクトの証。
何を頼んだか記憶がないため、きたものを食べましたが全然美味しくいただきました。次は一ノ寅を食べよう。
ご馳走様でした!!美味しかったです!!
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この辺のお店。
店舗情報
寅乃虎
〒064-0805 北海道札幌市中央区南5条西24丁目1−17 第17藤栄ビル 1F
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